2011年10月1日土曜日

サムスンvs日本メーカー⑤キャッシュフロー

以下の表はサムスン及び日本メーカーの過去2期の間のキャッシュフローの動きを概観している。数字はすべて各社のアニュアルレポートにのっている連結キャッシュフロー表から拾った*。

*日立のアニュアルレポートの56Pに2010年3月期の財務活動に関するキャッシュフロー(下から6行目)として「502,344」という数字が記載されているが、これはおそらく「-502,344」の間違いだと思われる(そうでないとキャッシュフローの数字が合わないため)。これについては以下で訂正している。
以下各社の直近の決算期におけるキャッシュフロー表において「投資活動におけるキャッシュフロー」及び「財務活動におけるキャッシュフロー」の各区分におけるもっとも大きな支出が営業活動からのキャッシュフロー合計の何%を占めるのかを表にしてみた。
サムスンは概ね通年での営業CFで賄える範囲内で有形固定資産の取得と配当金を行った。ソニーは金融事業をもっているため若干体裁が異なるがほかの日本メーカーは概ね固定資産の取得(投資活動)と借入金の返済または配当金の支払い(財務活動)が大項目である。