2011年10月11日火曜日

世界-1900年からの経済成長

先進国が景気後退に直面し、途上国も景気が減速することが予想されており、総体として世界の景気はよくない。日経にのっていたポール・クルーグマンのインタビューにも同様なことが書いてあった

こんな時期ではあるがGapminder.orgが公開している2010年時点での世界各国の厚生状況を描写したグラフ(Gapminder World Map 2010)がよくできているので転載してみた。


以下のグラフの縦軸は平均寿命で横軸が一人あたりの年間所得をとっている。また円の色は各国が属する地域、円の大きさは各国の人口(の大小)を表している(時点は2010年時点)。

比較のために同じくGapminderをつかい1900年時点でのグラフをつくってみた。
これでみるといろいろ面白いことがわかる。例えば日本は1900年にはほぼウクライナやブルガリアと同じくらいの位置にいたが、この100年の間に大きな経済成長を経験したことやこの100年での世界の経済水準の上昇がとても大きいことなど


その一方で主としてアフリカ大陸の国々の多くは国民の厚生水準の改善という面で他の大陸の国々に比べて大きな遅れをとっていることもわかる。